書籍・雑誌

2009年7月28日 (火)

古いSFの未来と、現在

 この暑い眠れない夏。仕事が忙しくて工作が出来ないのですが、かといって、バタン、キューとは眠れません。
 眠れない夜に、枕元に古いSF本。ということで、なかなか、寝付けないのですが。

 古いSFといっても、大体、戦前から1950年代、1960年代くらい。今読み返してもワクワクする物語だけど、そこで語られている未来は、現在よりも、古い。

 つまり、未来の舞台が、例えば、1990年だったりします。これは、読んでいると変な気分なのですが、未来感は、損なわれていません。未来の1990年は、私たちの生きている現在よりも未来なわけです。

 現代科学は、SFを追い越した。とか、鉄腕アトムまであと数年とか、いわれたこともありますが、とんでもない。SFにおけるタイムテーブルからすると、現在の歴史は、大幅に遅れてしまいました。

 ということで、夜な夜な読むOLD SFでは、別の時間線の未来(1990年とか)を、ワクワクしながら、味わっています。

| | コメント (0)

2009年7月17日 (金)

『宇宙船ビーグル号の冒険』

 手持ちのSF文庫を引き続き、ガサゴソとひっくり返すと、懐かしい本が出てきました。

『宇宙船ビーグル号の冒険』

 ヴァン・ヴォークトの傑作(もちろん私見ですが)。(ダーウィンのビーグル号をなぞって、)宇宙調査船ビーグル号の航宙エピソードが書かれています。魅力的な宇宙生物、宇宙船内での社会的な問題など、設定もストーリーも楽しめるものばかり。
 十代の初めのころに読んだのですが、今、読み返した後も、楽しかった。SFを読み始めた最初の頃に出会えてよかった本です。

 創元推理文庫で呼んだのですが、後に、ハヤカワSF文庫に入ったようですね。今でも入手できるなら、是非ともお勧めの一冊です。

| | コメント (0)

2009年7月14日 (火)

The Girls From Planet 5

 子供の頃読んだSF。大分時間が経ってから読み直すとどうなんだろうか。あの頃、ワクワクして、むさぼり読んだ本は、今、読んでも、ワクワク出来るだろうか。
 大量にSFを読んだのは、創元推理文庫で大量に海外SFが紹介されていた頃でした。小学校の高学年から中学、高校生ぐらいまで。同じ時期にハヤカワのペーパーバックでSFが出ていたんだけど、こちらは、お値段が高く、高校生ぐらいになるまで買えなかった。
 バローズの火星シリーズは創元推理で読んだけれど、レンズマンや、スカイラークなどは、創元とハヤカワの両方で出ていて、それぞれの人名が違うので、読むのに苦労した記憶があります。

 さて、表題の「The Girls From Planet 5」。 by Richard Wilson 1955。
創元推理文庫では、736番「第五惑星の娘たち」。1965年初版で手元にあるのが1969年7版となっています。翻訳は吉田誠一さん。

 女権国家になったアメリカで、テキサス州だけは、なんとか、男社会。そこへ、宇宙船が現れて、謎の美女軍団出現。
 という、べたべたなB級的な話なのですが、楽しく読めました。余裕のある雰囲気で、テンポよく話がすすみ、落ちまで一気に読めます。ゴリゴリだった若いときには、こういった味わいは判らなかったかもしれません。

 今、読み直しても面白い。ほっとしました。
 幼かったから面白かったわけではなかったようです。おかげさまで、手持ちのSF本、ゆっくりと楽しめそうで。

| | コメント (0)